Ableton から販売されているPUSH3にはスタンドアローンモデルとコントローラバージョンの2種類があります。
このページに辿り着いた人は多分これからABLETONを使い始めたい人もいると思いますが、今現在PUSH2を使っていてPUSH3へのアップグレードを考えている人も多いと思います。
PUSH2とPUSH3は何が違う?
MPE対応パッドが気になる
PUSH2とPUSH3の機能面の違いはまず64個のパッドがMPE対応になったこと。
MPE対応のシンセを使うことでストリングスなどでの表現力がアップするですが、ピッチの安定度はどうなんだろうかと気になります。
PUSH2の場合はこの機能はないのですが今まで困ったことは特にないので現時点では個人的にはあまり魅力がわかりませんが実際にいじってみるとアガるのかもしれません。
オーディオインターフェイス機能搭載
PUSH3のスタンドアローンモデルとコントロールモデル両方ともにオーディオインターフェイス機能があります。
部屋や机が狭くできるだけ機材をコンパクトに抑えたい人も多いはずなのでそういう人はPUSH3を買えばオーディオインターフェイス兼用のコントローラーになるので場合によってはオーディオインターフェイスを省くことができる点です。
ステレオイン・アウトとヘッドフォンアウト搭載でラップトップとPUSH3だけで音楽制作できるのが魅力です。
ADAT in out も有効活用したい
あと忘れてはいけないのがPUSH3にはADAT input・outputもあるのでarturiaが販売しているX8 in/outのようなエキスパンダーをつなぐことでさらにアウトプットインプットの数を増やすことができる事です。
通常はステレオインアウトなので場合によってはもっと色々接続したい人もいると思いますのでここは意外と重要なポイントだと思います。
MIDI インアウトもあるんで他にもシンセなど接続することができるのはいいと思います。
ただ、前述したようにオーディオインプットがstereo1ペアだけなのでシンセを一台接続してヘッドホンで音を聞きながら制作になるのでしょうか?
そう考えるとなんだか中途半端になってしまうのでやはり接続したシンセなどはすぐにサンプルとして取り込むことで制作を続行するみたいなスタイルでやることになりそうです。
実際に曲作りにたえられるの?
あとPUSHでは波形表示などができエディットもやりやすい反面マックブックなどの大画面に比べると曲づくり全体で見ると難しいかなと思います。
特にトラック数が多くなってくると曲全体を視覚的に把握するのがかなり難しいのでそこはパソコンに繋いで確認しながら作りたいという人も多いと思います。
立ち上げられるサンプラーやシンセなどの数もやはりプロセッサーの限界か限りがあるのでそこも考えながら曲作りするのはストレスが溜まる人も多いと思う。
PUSH3のボタン
ボタンについては、PUSH2ではゴムっぽい素材でグッと押し込まないと反応しないのがストレスだったのでこれは改善してくれるかなと思っていたのですがPUSH3でも同様のボタンが採用されているようです。NOVATIONのLAUNCHPAD PRO Xも持っているんですけどこちらはポンと軽く押すだけで反応してくれる理想なボタンなんですけど次のモデル、PUSH4を開発する際にはどうにかしてほしいポイントですね。
加水分解が気になる
PUSH2では本体のゴム感のある表面素材のせいで使っているうちに表面がベタベタしてしまうんですよね。
なので中古のPUSH1や2を買う時は注意です。
でPUSH3の場合ですけど、公式の情報などではわからないのですがあまり素材感はPUSH2とPUSH3では同じように見えます。
こればかりは使ってみるしかわからないですね。
PUSH2からPUSH3へのアップグレードは必要?
PUSH2からPUSH3へのアップグレードを考えている人は多いと思います。
やっぱり気になるのが新しいパッドに搭載されたMPE機能です。
それ以外は多少ボタンが増えていたりレイアウトが変わっていたりと変更はあるもののこれだけでは値段的にも中々どうしようかなとなってしまいます。
どうしてもスタンドアローンバージョンをライブパフォーマンスで使いたい人を除いてはコントローラーバージョンでいいのではと思います。
PUSH2では一応電源アダプターなしでも使えるとの触れ込みだったのですが実際には画面やボタンのLEDの発光がかなり暗く、使い物にならないのがざんねん。
同時代に発売されたNATIVE INSTRUMENTSのMASCHINEは電源なしでもかなり明るいのでそれと比較した動画も見たことがあり残念に思ったのを覚えています。
それでPUSH3ではどうなのかと思って調べてみたんですけど、コントローラーバージョンはやっぱり電源ないと暗いみたいです涙
個人的には値段がやっぱりネックで機能面を比べてみても今のところPU SH2で十分と思っています。
もし今後アップグレードするにしても多分スタンドアローンバージョンは選ばずにコントローラーバージョンを選ぶと思います。
2種類のPUSH3の機能の違い
基本的にコントローラーバージョンとスタンドアローンバージョンでは同じスイッチ類とつまみのレイアウトになり、一見違いが無いように見えます。
スタンドアローンバージョンではバッテリー内蔵なのと裏面にはヒートシンクがあります。
当然重量も重めの4kgってもはやモバイルの重さじゃないです。
対してコントローラーバージョンは3.1kgと多少軽めです。
とは言っても決して「軽い』とは思わないですけど。
あとPUSH3ではスタンドアローンという事でAbleton Liveが内蔵されていて音楽制作ができるわけですが、問題点はアレンジメントビューが使えないことです。
クリップビューで楽曲を作ることになるのですが、個人的にはスケッチ的に曲作りを始めてアレンジメントビューで作り込むスタイルが一番だと思っています。
その点で見るとスタンドアローンのPUSH3の使い道はおそらくライプパフォーマンスで使うか、どこかに持ち出してスケッチ的に曲を作るような使い道ぐらいかなと思います。
それからPUSH3スタンドアローンでは内蔵CPUのパワーのせいかわかりませんが曲を作っていてプロセッサーの限界を感じながら曲作りをすることになりそうです。
CPUもgen11のCorei3だそうで、なんでこの時点ですでに古くなっているしかもi3のCPUにしたのか理解に苦しみます。
もし価格が理由でGen11のCPUを採用したのでしたら値段を抑えて欲しかったです。
内蔵RAMも8GBと、十分なのかもしれないですがせめて16GBぐらいは欲しかったなと思います。
せっかく優秀なサンプラーやシンセが搭載されているabletonなのですから曲作りをしていて重くなってしまうことがないような十分以上のパワーを備えたものにして欲しかったです。
abletonのPUSH3のページの説明を見てみると今後最新のプロセッサーに入れ替えたりもできるような記述がありますけど、これもその時になってみないとわからないのでなんとも言えません。また今後実際に最新のプロセッサー(CPU)に交換できるキットが発売されたとしてもその値段はそれなりに高いものになるでしょうからそこを考えてもだったら最初からコントローラーバージョンを買ってパソコン自体にお金をかけたりアップグレードしたりするのが賢い選択かもしれません。
スタンドアローン版内蔵プロセッサーとバッテリー
- Intel 11th Gen Core™ i3-1115G4 processor with 8GB of RAM
- 内蔵バッテリーで約2.5時間駆動可能
バッテリー駆動で公式発表で2.5時間とありますが、これも実際の使用でどのくらいの時間使えるかわかりません。ラップトップパソコンなどでも「8時間使えます」など謳っていても実際にはそれより短い時間しか使えないことがほとんどです。
これも後々色々なユーザーからレポートが出てくると思いますが気になるポイントです。
背面端子 (スタンドアローン・コントローラーバージョン共通)
- 2つのオーディオアウト
- 2つのオーディオインプット
- ヘッドフォンアウト
- USB-C 端子(コンピュータ接続用)
- USB-A 端子(外部機器接続用)
- 2つのペダル端子
- MIDI in/out (3.5mm)
- ADAT in/out
- 電源アダプター端子
2つのPUSH3の値段比較
値段はスタンドアローンバージョンは14万円ほどなのに対してスタンドアローンバージョンは27万円ぐらいとかなり高いです。
正直たけー
コントロール板を買った人も後でアップグレードキットを購入することでスタンドアローンバージョンと同様の仕様にする事ができます。
その場合はバッテリーとCPUなどセットになっていて自分で比較的簡単にインストールすることができるようになっているのがとても賢いなと思います。
- PUSH3 スタンドアローンバージョン (公式サイトでの価格)26万8000円
- PUSH3 コントローラーバージョン (公式サイトでの価格)13万8000円
- PUSH3 アップグレードキット13万8000円ぐらい